【動画】「高速餅つき」を披露する中谷充男社長=佐藤圭司撮影
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 奈良市の猿沢池近くで和菓子店「中谷堂」を営む中谷充男(みつお)社長(53)が22、23日、熊本県西原村を訪ね、熊本地震の被災者に餅をふるまう。披露するのは「高速餅つき」だ。

 蒸したばかりの熱い米を2分半ほどつく。最後の仕上げの30秒は「1秒で2回つく」速さに。店の前にはいつも観光客が集まる。

 「決して、客寄せのパフォーマンスではないんです。なめらかでよく伸びて腰があるおいしい餅に仕上げるための工夫なんです」と中谷社長。出身地の上北山村の一部地域の餅つきを継承したそうだ。

 東日本大震災の際も宮城県に出かけた。奈良に戻ってから、客が「よくぞ東北に行ってくれた」と声をかけてくれた。

 熊本では小学校体育館の避難所など計6カ所を回ることにしている。「留守中も、奈良の店では従業員が『高速餅つき』します」(佐藤圭司)