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 夏休みの子供たちをはじめ、広く高齢者にまでおなじみのラジオ体操。効果が科学的に検証されています。

 「中高年には、若さを保ったり地域交流が活発になったりと、幅広く良い影響が分かりました。全世代に効果があります」。2013年度にラジオ体操の効果を調査した渡部鐐二・神奈川県立保健福祉大元教授(応用健康科学)は解説する。調査では、週5回以上のラジオ体操を3年以上続ける全国の55歳以上の男女543人について、血圧などを測定、生活習慣などをアンケートした。

 それによると男女や年代で分けた全てのグループで、実年齢より血管年齢が約25~5歳若く、骨密度も約23~8%良かった。柔軟性や筋力も高かったという。また、規則的な生活につながったと答える人も多く、様々な世代とふれ合えるなどと生活の満足度も高まったという。

 「ただし、65歳以上はひざに注意が必要です」と、戸田リウマチ科クリニックの戸田佳孝院長は指摘する。現在のラジオ体操は平均寿命が60歳代の時に始まったため、両足での跳躍が入るなど、高齢で表れやすいひざの問題への意識が小さかったとみられるという。「ラジオ体操は高齢者に悪いわけではなく、それだけで十分だとするのが危ないのです」。畳から椅子への生活の変化で少なくなった下半身の運動を補い、一緒に足の筋力を鍛えるのが必要だという。戸田院長は、ひざの下に枕などを入れ、8割ほどの力で足を伸ばすトレーニングを勧める。

 渡部元教授も「ラジオ体操は自ら調整できる。体調に合わせ、ゆっくりやる、回数を減らす、一部をやらないというのも有効」と話す。高齢者にも優しい「みんなの体操」を選ぶのも良いという。

 その上で効果を高めるには、指導者がいる会場に行くのが早道だという。東京・新宿の公園に毎朝立つ全国ラジオ体操連盟が認める1級指導士の神崎美智子さんは「動きに込められた目的を知れば、より良い体操ができます。地域の体操会に参加してみて下さい」と話す。住民の自主的な体操会は、連盟のホームページで検索できる。

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