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 石川県白山市の白山国立公園内にある県天然記念物「白峰百万貫の岩」に、登山用のくさび状の金具が打ち込まれていることがわかった。県教委によると、金具は少なくとも六つあり、県文化財保護条例違反などの可能性もあるとみて対応を検討している。

 岩は福井、岐阜県境に近い手取(てどり)川の中州にある。1934年の手取川大洪水で上流から流されたとされ、高さ16メートル、幅19メートル。流出した岩塊としては日本最大といい、水害の規模を示す貴重な資料として2001年に県の天然記念物に指定された。

 岩肌にはL字型や穴の空いた金具が打たれており、穴にロープを通したり掛けたりして岩の上に登ったとみられる形跡があるという。県教委文化財課は「天然記念物に指定される前からあったとの情報もある。国や県の複数の部署にまたがる事案で、対応を検討中」としている。(井上秀樹)