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 トヨタ自動車九州や福岡県などは28日、太陽光発電で水素をつくり、燃料電池を搭載したフォークリフトを動かす実証実験を来春から始めると発表した。2017年度中に技術面の課題を洗い出し、コスト削減も進めて事業化をめざす。

 走る時に二酸化炭素(CO2)を出さない燃料電池車(FCV)は究極のエコカーといわれる。しかし国内では水素の多くが化石燃料からつくられ、製造時にCO2が出る。この問題を解決するため太陽光発電を使う。

 トヨタ九州の宮田工場(福岡県宮若市)に500キロワットの太陽光発電設備を設置。その電気で水の電気分解装置を稼働させ、水素をつくる。この水素をつかって燃料電池フォークリフト2台を動かす。事業期間は16~17年度の2年間。総費用7億3千万円のうち、経済産業省が4億8千万円を補助する。

 トヨタ九州の金子達也社長は「うまくいけば規模を拡大し、他の工場でも展開したい」と話した。(土屋亮)