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 プロ野球・読売巨人軍が会見でうその説明をしたなどと報じた週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、巨人軍が発行元の文芸春秋に3千万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審で、巨人軍側の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(木内道祥裁判長)が28日付で、巨人軍側の上告を受理しない決定をした。

 問題とされたのは2012年7月5日号の記事。当時の原辰徳監督が過去の女性問題を理由に1億円を要求されて支払った問題をめぐり、巨人軍が会見で、支払った相手を「反社会的勢力ではない」と説明したことについて「読売のウソ」などの見出しで報じた。

 昨年12月の二審・東京高裁判決は「巨人軍側は会見当時、(支払った相手を)反社会的勢力だと判断していたのに、該当しないと説明した」と指摘。文春の記事の主要な部分は真実だと判断した。

 最高裁の決定を受けて、読売巨人軍広報部は「事実誤認の甚だしい不当な判決が確定したのは極めて遺憾」、文芸春秋は「記事の正当性を認めた当然の決定と受け止めている」とのコメントを出した。