[PR]

 スラブ的知性は、ユーモアこそ、強権下で生き延びるしぶとい批評の秘訣だと教える。

 米大統領選トランプ候補の躍進や英国の欧州連合(EU)離脱、頻発するテロ――。米国発の金融資本主義とグローバリゼーションの足下で抑圧された人々が悲鳴をあげ、新たに生まれる怒りと暴力が、さらに弱い者を蹂躙(じゅうりん)する悪循環に陥っている。

 作家・米原万里が生きていたら、この世界のありさまをどう眺めるだろう。少女時代をチェコで過ごし、受け継いだ中欧知識人のDNA。ソ連という対立軸を失った米国の一元論の危うさを、知性的にも、感性的にも見抜いている人だった。

 没後10年の今年、絶版本の復…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら