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 電気自動車ベンチャー「テスラ」の車が、米国の高速道路を自動走行中に初めて死亡事故を起こした。自動運転車の開発が進むなかで、自動走行はその途上にある技術だ。この事故は、人間と人工知能が共存する時代のリスクをどう考えるかという意味で、さまざまな課題を明らかにしている。

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 事故が起きたのは、5月7日のフロリダ州でのことだった。調査を始めた米高速道路交通安全局(NHTSA)によると、テスラのセダン型「2015モデルS」という車に一人で乗っていた男性が高速道路を走行していたところ、前方を直角に横切る形でトレーラーが左折してきた。日本の高速道路では想像しにくいが、米国の高速道路上には途中に切れ目があって、信号などがなくても反対車線や別の側道などから入ってこられる場所が多くある。

 テスラによると、この日は晴天で明るい空が広がっており、モデルSはトレーラーの側面の白い色を認識できなかった可能性があるとしている。同時に、トレーラーの車高が高く、モデルSのセンサーはトレーラーの車体の下を感知してしまい、トレーラーを道路標識のようなものだと錯覚して、下をくぐっても問題ないと認識したのではないかともみられている。つくづく、人間の視覚をそのまま人工知能に持ち込むことの難しさを感じる例だ。

 モデルSはトレーラーの側面に正面から直角にぶつかり、しかもそこで止まらずに屋根の部分がなくなったまま、トレーラーの下を通り抜け、近くの家のフェンスを2カ所突き抜けて支柱にぶつかり、ようやく止まったという。運転していた男性はその場で亡くなった。

 今回の事故はまだ不明な点が多…

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