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 熊本県湯前(ゆのまえ)町の湯前郵便局で、顧客の預かり金など5千万円以上を着服したとして業務上横領罪に問われた元局長、柳本将至被告(41)=同県天草市河浦町新合、懲戒解雇=の判決が5日、熊本地裁であった。石川慧子裁判官は懲役4年(求刑懲役6年)を言い渡した。

 判決によると、柳本被告は2014年11月から15年6月までの間、56回にわたり、局内のATM(現金自動出入機)などから現金計5236万円を横領した。

 石川裁判官は「動機は、競艇にのめり込んで負った債務の返済のため、さらに舟券を購入する資金を作ろうとしたもので、酌むべき余地はない」と非難した。

 日本郵便九州支社のこれまでの説明などによると、15年6月に局内で約1億4千万円の使途不明金が発覚。同社は同年8月、柳本被告が横領したとして懲戒解雇処分にし、県警に刑事告訴した。(小原智恵)