バングラデシュ・ダッカの人質立てこもり事件で、日本国内のバングラデシュ人に心痛が広がる。駐日大使は安全対策の徹底を誓った。実行犯と同じ大学に通っていた留学生は、同世代の犯行に自問を繰り返した。願いは一つ。変わらぬ両国の友好関係だ。

■留学生「本当に悲しい」

 事件について自問するバングラデシュ人の大学生がいる。実行犯の一人は「母校」の後輩だった。「なぜ同世代の彼らが」。答えは出ない。

 「バングラデシュの発展を助けてくれた日本の人たちが標的になるなんて……。本当に悲しい」。東大教養学部3年のイシュラク・ジャイギルダーさん(24)はそう話す。

 医師の家に生まれた。7歳からダッカで育ち、名門私立大学に進学。1年生の時に東大の試験に合格し、来日した。

 事件は、現場のグルシャン地区に住む親戚のフェイスブックのメッセージで知った。驚きはそれだけではなかった。大学の後輩、いとこが通う名門私立高の出身……。実行犯の多くは、自分と似た「高学歴で裕福な家庭」の若者だった。

 その一人、ニブラス・イスラム容疑者は留学経験があり、サッカーが上手で女性にも人気があったと、いとこに聞いた。「教育を受けていない貧困層が過激派になると思っていた。彼らは社会への不満もないし、孤立もしていないはず。なぜなのか」

 情報が交錯するなか、「イスラ…

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