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 東京のIT企業「ジオコード」に勤める山本麻実さん(25)にはこの夏、楽しみなことがある。リオデジャネイロ五輪だ。サッカーの日本戦がある日は社内応援イベントが開かれ、参加社員には1日の休暇が与えられるからだ。日本代表が勝ち進むほど、休暇は増える。

 考案したのは、原口大輔社長(40)。社内のコミュニケーションを活性化しようと、サッカー好きの社員が多いことに目をつけた。2006年のワールドカップ(W杯)から始め、12年のロンドン五輪では社員50人のうち38人が利用した。

 山本さんは14年に入社するまで休暇のことを知らなかった。新人研修後、社内の自席に青い代表ユニホームが配られたことには驚いた。この年のブラジルW杯は全3試合を社内観戦した。サッカーに関心はなかったが、日本が得点すれば話したこともない先輩たちと抱き合い、試合後はそのまま食事に繰り出した。

 効果をじわじわ感じている。困りごとを相談できる先輩ができたし、この制度のおかげで営業先でも話が弾む。趣味は海外旅行。14年は休暇を使ってグアムに行った。今年もどこに行こうか、思案中だ。(山本亮介)

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