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 愛しているけど連れて行けない――。英国のキャメロン前首相が13日、辞任前の最後の下院での首相質問(党首討論)で首相官邸のネズミ駆除係の「続投」を発表し、議場の笑いを誘った。

 猫は雄猫ラリー。英BBCによると高い「ネズミ捕獲能力」を買われ、大きなネズミがしばしば姿を見せる官邸で2011年から「任務」に就いている。キャメロン氏は議場でラリーを抱いた自分の写真を取り出し、ラリーの所属先は自分ではなく官邸だと説明し「本当に悲しい」と語った。

 ラリーは官邸前で昼寝する愛くるしい姿で知られ、一般の人気も高い。ラリーの名前で開設された非公式のツイッターアカウントはフォロワー数が約7万人に上る。官邸を訪れたオバマ米大統領と会うなど各国要人との「面会」経験も豊富だ。

 ただ「続投」が決まったものの、英メディアによると後任のメイ新首相は猫アレルギーとの情報も。今後を心配する声も上がっている。(ロンドン=高久潤