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 1985年8月に日航機が墜落した群馬県上野村の御巣鷹の尾根で23日午前10時ごろ、遺族の慰霊登山に向けて登山道の整備などをしていた日航社員から「社員が滑落して、頭を打った」と119番通報があった。藤岡署によると、滑落したのは同社の相馬裕さん(59)=横浜市磯子区=で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 署によると、相馬さんは同社の安全推進本部ご被災者相談室の所属で、定期的に御巣鷹の登山道の整備をしていた。現場責任者として、今回は21日から2泊3日の予定で同僚7人と来ており、丸太の杭を打ちつける作業をしていた。この日は2班に分かれ、午前7時40分に作業を開始。滑落したのは午前9時40分ごろという。

 気づいた同僚が電波がつながるところまで下りて119番通報し、相馬さんは防災ヘリと救急車で藤岡市内の病院に運ばれたが、午後0時36分に脳挫滅による死亡が確認された。

 同署では同行していた同僚などから事情を聴き、滑落の原因や現場での危険回避の安全措置が十分だったかを調べている。