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 デニム帆船で航海して生地を潮風や日光、雨にさらし、独特の風合いが出たジーンズをつくろう――。デニム国内最大手のカイハラ(広島県福山市新市町)を中心とした「クルージング ジーンズ」計画が始まった。26日、船が福山から岡山・宇野港に向けて出港した。

 小型帆船「Ami」をチャーター。帆は8枚あり、計約100平方メートル。市販のジーンズにも使われるやや厚手のデニムで作った。「Ami」は香川や兵庫、和歌山、三重などを経て8月3日に目的地の静岡・沼津に着く予定。航海後に取り外した帆をジーンズなどに再生して販売する。8月末以降に予約受け付けを始める見込みだ。

 「Ami」所有者の溜(たまり)光男船長(67)は「帆布より軽くて扱いやすい。より厚手の生地も使って耐久性も試せれば」。カイハラ営業部の●田(くわだ、●は「十」3つの下に木)康弘さん(28)は「デニムの可能性を広げる世界に類を見ない試み」と語った。(島ノ江正範)