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 社会現象になっているスマートフォンゲーム「ポケモンGO」をめぐり、広島市は27日、米国のゲーム会社「ナイアンティック」に対し、同市中区の平和記念公園内のアクセスポイントを削除し、キャラクターを出現させないようメールで申し入れたと発表した。「慰霊・鎮魂のための聖域としての静けさや雰囲気を失わせる」としている。

 市緑政課によると、公園内には多くのポケモンが出現し、近づいてスマホを操作するとアイテムを入手できる「ポケストップ」に慰霊碑など約30カ所、ポケモンを戦わせる「ジム」に原爆の子の像や原爆ドーム西側付近など3カ所が設定されているという。

 申し入れ文書で、慰霊碑周辺にゲーム目的の人が多数集まっている状況を確認したとし、「参拝者や観光客が近寄りがたい状況」と訴えている。申し入れたのは26日夜。平和記念式典がある8月6日までの対応を求めており、27日午前0時時点で回答はないという。

 また市は27日、公園内約10カ所にスマホの使用に配慮するよう貼り紙を掲示して注意を呼びかけた。

 ナイアンティック社の日本支社の広報担当者は「広報としては申し入れを確認していないので回答できないが、不適切と判断すれば削除する」としている。(高島曜介)