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 南米初となるリオデジャネイロ五輪の開幕が8月5日に迫ったブラジルのルセフ大統領が27日、首都ブラジリアの大統領公邸で朝日新聞の単独会見に応じ、五輪の開会式を欠席する考えを明らかにした。政府会計の粉飾に関わったとして、弾劾(だんがい)手続きで職務停止中の立場。国際オリンピック委員会(IOC)の招待状が、国家元首ではなく「2番手扱い」での出席を求めるものだったとし、「この国の大統領は私。極めて悲しい」と胸中を吐露した。

 大統領就任以降、ルセフ氏が日本メディアの単独会見に応じたのは初めて。

 職務停止中とはいえ、五輪開催国の元首が開会式に出席しないのは異例。ルセフ氏は5月、最大180日間の職務停止処分となった。副大統領の立場ながら弾劾を進めたテメル氏が大統領代行を務め、開会宣言も同氏が行う予定だ。

 リオ五輪は2009年に招致が決まった。ルセフ氏は当時の政権で官房長官を務め、五輪の開催準備に深く関与してきた。ルセフ氏は、競技場建設などを進めたのは、ルラ前大統領や自身だったと自負。テメル大統領代行の立場も「代理で暫定的」と説明し、「開会宣言を行うべきなのは自分だ。2番手扱いでは意味がない」と語った。

 一方で五輪そのものについては「成功を願っている。世界の人々が平和について考え、対話や理解を進める時間になればよい」と話した。「開会式はテレビで見る。ブラジル選手がメダルを取れるように、応援もする」とも言った。

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