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 31日午前11時50分ごろ、山梨県南アルプス市の北岳(3193メートル)で、29日から遭難していた兵庫県の女性(46)と大阪府の男性(45)とみられる2人を山梨県警などが発見し、収容したが、同日夜に死亡が確認された。死因は低体温症の可能性が高い。29、30日に県防災ヘリが計4回出動したが、台風10号による強風で現場に近づけず、ヘリによる救助を中断していた。

 南アルプス署によると、遭難していた2人は同じ山岳会に所属。26日に長野県側から入山する届け出をしており、29日午前6時20分ごろ、女性から「下山道が分からなくなった」と通報があった。同署と2人は30日夕まで携帯メールで連絡が取れており、この時点までは無事だったとみられる。発見されたのは標高約2900メートル付近で「北岳バットレス」と呼ばれる大岩壁。