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 魔法使いの仕業か、自然のいたずらか。ポーランド北西部に、根元がぐにゃりと曲がった樹木が整然と並ぶ不思議な森がある。人呼んで「ゆがんだ森」。どうして、こんな形になったのか。謎を残したまま、森は静かに消え去ろうとしている。

 ポーランド北西部グリフィノ近郊の国有林。林道を進むと、木立の変化に思わず足が止まった。直径25センチほどの太さの幹が根元近くで湾曲した後、頭上20メートルほどまで伸びている。人を食ったオブジェのようだ。数メートルおきに整然と並ぶ光景に薄気味悪さすら感じる。

 「人の手でつくられたのは間違いないが、何のために?」。森林管理局の担当官リディア・クミェチンスカさん(40)は首をかしげる。管理局によると木々はヨーロッパアカマツ。周辺の樹木も同じ種類だが、一角(約0・3ヘクタール)に群生する約100本だけが異形をさらす。樹齢は80年余とみられ、曲がっている方向はどれも北向きだ。

 長らく知る人ぞ知る「隠れ名所」だったが最近、インターネットなどで徐々に知れ渡り、国内外から映画やテレビのロケが来るようになった。「パワースポット」としても注目を集め、カップルや家族連れが引きも切らない。

 地元では「童話の森」とも呼ばれ、子どもたちに大人気だ。養護学校のマウゴジャータ・シフィテルスカ教諭(51)は「毎週のように生徒を連れて来て掃除をしたり、かくれんぼをしたり。セラピー効果も期待できる」と話す。

■謎は深まるばかり

 それにしても、だれが何のために――。

 地元の樹木学者エウゲニウシュ…

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