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 下水道管の老朽化による道路陥没が年3千件以上発生している。今後、高度経済成長期以降に大量に整備された下水道管が耐用年数を迎え、被害が広がる恐れがある。国土交通省は老朽化が目立つ場所で、自治体に点検の強化を求める。

 名古屋駅から南に約1キロ。7月15日、病院やオフィスビルが並ぶ幅7・3メートルの通りで、中央付近が約1・5メートル四方、深さ約2メートルにわたり陥没した。

 近くの病院の石川敦子院長(55)は「病院の玄関先5メートルが陥没した。患者や車がよく通る場所なので、誰も巻き込まれず、ほっとした」と話す。市によると、老朽化した直径80センチの下水道管が破損し、土砂が流入。周囲に空洞が出来たのが原因という。

 「オートバイでくぼみにはまり、ひっくり返りそうになった」。東京都北区の大久保実さん(81)は3年前の経験を振り返る。13年8月、区道が直径約1メートル、深さ10センチにわたり陥没した。別の男性(当時77)はつまずいて転倒し、一時意識を失った。

 都によると、約50年前に設置した直径15センチの下水道管とマンホールの接合部が老朽化でずれ、隙間に土砂が流れ込んだという。13年9月には大阪府豊中市の歩道が約3メートル四方、深さ約2・5メートル陥没し、長女(当時1)を抱っこした女性(当時35)が落ちて軽傷を負った。

 国交省によると、下水道管の老朽化や腐食が原因の道路陥没は04~14年度、年平均で4655件発生し、14年度は3313件あった。物損事故は年10件ほどあるという。

 全国の下水道は1970年代か…

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