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 8日の卓球女子シングルス3回戦に、中国出身の53歳、ニシャリャン(ルクセンブルク)が登場した。157センチ、58キロの動きには安定感がある。29歳のロンドン五輪銅メダリストが打ち込む球を淡々とさばいて、第1、2ゲームを連取、苦しめた。

 福原愛にもほろ苦い思い出がある。昨年5月のクロアチアオープン。3度目の対戦で初黒星を喫した。福原は「やっぱりショックでしたし、こんな大事な時期に、なんでこんなプレーしてるんだろうってなってしまって。すごくショックで、あれが多分、どん底ですね。底の底です。ここが1番の底です。結構、こびりついて離れない感じがありましたね」。大ベテランの老獪(ろうかい)なプレーにほんろうされた経験を振り返る。

 ニシャリャンは、10代で中国代表チーム入り。20代半ばで国を出て、ドイツ、次いでルクセンブルクに移って市民権を得た。昨年5月、祖国で開かれた世界選手権には、51歳の最年長選手として参加している。

 五輪はリオで4回目。2勝を挙げて臨んだこの日のティアンウェイ(シンガポール)戦は、笑顔交じりだった。2―4で逆転負けしたが、満足げ。ぐったりとした様子のティアンウェイとは対照的に、笑顔で関係者と握手した。

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