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 山梨県の北杜市中央図書館が、市が推進する中部横断自動車道の建設に反対する市民団体の隔月発行ニュースの掲示を、6月号から拒否していることが17日わかった。これまで認めていたが、4月に着任した新館長が「内容が不適当」と判断したという。

 市民団体「中部横断自動車道八ケ岳南麓(なんろく)新ルート沿線住民の会」は今年3月、前館長から今年度分の掲示許可を受け、市内8カ所の図書館のチラシコーナーなどに4月号を10部ずつ置いていたという。ところが4月に着任した新館長が「建設反対という一方のスタンスに立ったものを配るのはどうか」として拒否した。住民の会は「なぜ急に置けなくなったのか。納得出来ない」と反発している。

 図書館運営について話し合う市図書館協議会が17日あり、柴山裕子会長は「資料のよしあしを判断するのは住民。図書館が置くかどうかを判断するのであれば、意見の分かれる憲法や平和などに波及しないか心配だ。両者でよく話し合って欲しい」と述べた。(渡辺嘉三)