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 米IBMの人工知能「ワトソン」をがん患者の診断支援に使った東大医科学研究所の研究で、8割近くの症例で診断や治療に役立つ情報を提示したとの研究成果がまとまった。がんの原因となっている遺伝子変異を10分程度で特定し、適切な抗がん剤の処方につながったケースもあった。

 より早い正確な診断・治療につながると期待される。

 ワトソンは文章の意味や文脈を理解し、膨大なデータの中から特徴を見つけ出して学習し、回答する能力がある。

 同研究所の研究では、患者から採取したがん組織の、がんに関係する遺伝子の塩基配列を解析してオンラインで入力する。ワトソンは過去に発表された2千万本以上の医学論文や薬の特許情報などを参照し、がん発症や進行に関係している可能性のある遺伝子変異の候補を見つけ、根拠となるデータや抗がん剤の候補と一緒に提示する。

 同研究所分子療法分野の東條有伸教授(血液腫瘍(しゅよう)内科)によると、昨年7月以降、血液がん患者ら71人の延べ約100例で遺伝子情報を入力し、診断支援に活用。今年3月までの54人で分析すると、30人で診断や病態の解釈に役立つ情報を提示し、ほかの11人でも治療方針の参考になり、8割近くで有用な情報が得られた。

 昨年7月には、敗血症のおそれ…

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