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小さないのち 事故予防を考える(下)

 身のまわりにあるものが原因で、事故が起こることも。製品のデザインや素材、構造を変えることで、事故を未然に防げないか。そうした試みが少しずつ広がっています。

 一見すると、ふつうの歯ブラシ。しかしブラシがついた部分を強く押すと、柄がぐにゃり。大阪府八尾市のメーカー「DHL」が発売している「曲がる歯ブラシ」だ。

 子どもが転んだり、親やきょうだいにぶつかったりして、歯ブラシが口の中に刺さるといった歯磨き中の事故で、東京消防庁管内では2011~15年の5年間に5歳以下の子ども213人(暫定値)が救急搬送された。約7割は1、2歳。重症のケースもある。

 歯ブラシによる事故が相次いでいることから、消費者庁が13年に注意喚起を発表。DHLが、子どもの安全に配慮した製品を手がけてきたアイ・シー・アイデザイン研究所(大阪府守口市)と共同で、事故を防ぐ歯ブラシを開発した。

 「曲がる歯ブラシ」の柄には弾力のあるゴム性の素材を採り入れ、産業技術総合研究所(産総研)に委託し、安全性を確かめた。1歳児を想定したテストでは、歯ブラシを口にくわえたまま転倒しても、通常の歯ブラシの10分の1程度の圧力しかかからなかった。

 現在の価格は1本350円(税抜き)。インターネット通販を中心にセット販売し、昨年6月の発売以降、約6万本を売り上げた。今年中に全国のドラッグストアなどにも並ぶ予定だ。

 製品の安全規制が事故予防に結びついている例もある。

 子どものライター使用による火…

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