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 富山市議会自民会派の政務活動費不正取得問題で、偽造領収書を使って20万円を不正取得したと認めていた岡本保氏(65)が12日、議長に辞職願を提出し、同日の市議会本会議で許可された。岡本氏は「軽率なことをした。自覚の足りなさに、議員としての資格はないと思った。深くおわび申しあげます」と話し、全額返還する意向を示した。

 同会派で政活費不正取得を認めて議員辞職したのは中川勇氏(69)、村山栄一氏(66)に続いて3人目。

 岡本氏は10日に朝日新聞の取材に不正を認め、11日に改めて記者会見して説明した。2013年5月に開いた市政報告会について、実際には150~200人だった参加者を400人に水増しし、茶菓子代として市議会の指針に基づく上限(1人あたり500円)の計20万円を不正取得した。市に提出した領収書は自ら偽造しており、「付き合いのあった商店の領収書に似せてパソコンで作った。印鑑は市販のものを使った」と説明した。

 請求の際、市政報告会開催に向けた後援会との打ち合わせなどに出した茶菓子代も一緒に計上したとし、「まとめて請求する方が便宜上、分かりやすいと軽率に考えた」と釈明した。

 岡本氏は、この件以外の不正を否定。会派は岡本氏の過去5年分の収支報告書を調査する。(吉田真梨)