天皇陛下が生前退位への願いを強くにじませるお気持ちを表明したことを受け、朝日新聞社は10、11両日の全国世論調査(電話)で、今の天皇陛下の生前退位への賛否を尋ねた。「賛成」は91%で、「反対」の4%を大きく上回った。安倍内閣の支持率は52%(前回8月調査は48%)、不支持率は29%(同29%)で、支持率がやや上昇した。

 今の天皇陛下の生前退位に「賛成」と答えた人のうち、「今の天皇陛下だけが退位できるようにするのがよい」は17%、「今後のすべての天皇も退位できるようにするのがよい」は76%だった。

 このほか、皇室典範を改正し、女性も天皇になれるようにする方がよいと思うかどうかを全員に尋ねると、「女性も天皇に」は72%、「そうは思わない」は21%だった。

 天皇による各種行事への出席、被災地お見舞いなどの「公的行為」が、象徴としての役割を果たすためにどの程度重要と思うかも尋ねた。「大いに」と「ある程度」を合わせた「重要」は87%にのぼり、「あまり」「まったく」を合わせた「重要ではない」は12%。また、今後の公的行為は、「今のままでよい」47%と「今よりも減らす方がよい」44%が拮抗(きっこう)し、「今よりも増やす方がよい」は5%だった。

 今回の内閣支持率を男女別にみると、男性58%、女性47%。安倍内閣を支持するという人に、その理由を四つの選択肢から選んでもらうと、「他よりよさそう」50%▽「政策の面」26%▽「自民党中心の内閣」15%▽「首相が安倍さん」9%。調査方法が異なるため単純比較はできないが、安倍内閣の支持率が5割台に上ったのは、2015年2月の調査以来となる。