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 被災地支援になるのか迷惑になるのか、それとも――。悲劇の地を巡る旅、ダークツーリズム研究で知られる追手門学院大学(大阪府)の井出明准教授(48)に熊本への観光のあるべき姿を聞いた。

 ――熊本への観光をすすめますか。

 現実問題として被災地にはある程度、落ち着いてからでないと観光客は入れません。被災地は建設や保険関係の業者、メディアなどの復興需要のため、ホテルがいっぱいになっており、宿泊観光が難しい地域も多いですから。

 ――行政に求めることは。

 ホテルもさることながら、現在は被災地が持っている生まれ変わっていく力強さを感じられる状況にない。熊本県や熊本市、益城町などは「何を分かってもらいたいか」を明らかにして、「どうやって見せるか」の方法論と手法を確立してもらいたい。そうすれば3~5年先の様子を観光したいといったリピーターも発生する。

 ――熊本で気になることはありますか。

 行政の観光への対応の遅れが目…

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