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 「最も魅力がない街」「日本一の嫌われ都市」――。最近、メディアにそんなフレーズで取り上げられる街がある。名古屋だ。近年は名古屋発祥の飲食店チェーンが全国に広がるなど、独自の食文化などで勢いを見せているのに、なぜなのか。

 「住んでいる人が街の良さに気づいていない」「もっと自信を持たないと」。名古屋市で10日、「魅力のない街? 名古屋について考える。」と題したシンポジウムがあった。ウェブマガジン編集者や市職員らは2時間にわたり、なぜ名古屋の魅力が伝わらないのか、意見を交わした。

 議論のきっかけは、市が7月に公表した「都市ブランド・イメージ調査」の結果だった。

 東京や横浜、名古屋、京都、大阪など主要8都市に住む20~64歳にインターネットを通じて質問。各都市から418人ずつ回答を得たが、「最も魅力的に感じる都市」を尋ねたところ、名古屋は最下位の3%。名古屋以外の各都市では「自分の住む街」を挙げた人が最多なのに、名古屋では15・8%と3番目。東京や京都を挙げた人の方が多かった。

 市によると、名古屋のイメージ戦略にいかすために今回の調査をしたという。「名古屋に魅力がない」という印象を広げかねない結果に、担当者は「ここまで低いとは思いませんでした」。

 雑誌でも、刺激的な見出しで名古屋を取り上げる記事が続いた。

 週刊ポストは8月、「名古屋は嫌いだ!」とする特集を掲載した。「せこい、見栄っ張り、ダサい、そしてパクる」と評し、名古屋の文化や習慣を紹介した。

 週刊プレイボーイも9月、「名古屋を襲う空前の大ピンチ!!」と銘打った記事を掲載。「『魅力のない街』ワーストワンの屈辱」「名古屋人は『名古屋メシ』を食わない!?」など五つの「ピンチ」を並べた。同誌編集部によると、名古屋が本拠のプロスポーツチームが軒並み苦戦していることなどをきっかけに企画。地域を限定した内容の記事は珍しく、読者の評判は上々だったという。

 「金のシャチホコに名古屋弁、B級グルメ。名古屋は突っ込みどころがメジャーなので、ネタとして面白い」と話すのは同誌の松丸淳生(あつお)副編集長。「名古屋は豊かな土地柄。他の地域と違って、たたいてもいじめではなく『いじり』で済む」と説明する。1980年代にも、タレントのタモリさんらが名古屋の方言や食文化をネタに笑いを取っていた時期があった。

 愛知県常滑市生まれで、名古屋…

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