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 世界反ドーピング機関(WADA)は21日、スイス・ローザンヌで常任理事会を開き、ロシアのドーピング隠しを調べているリチャード・マクラーレン氏が10月末までに最終報告をまとめることが報告された。

 7月に発表された第1弾では、2014年ソチ冬季五輪などでロシアが国家ぐるみのドーピング隠しを行っていたことが明らかになった。調査責任者のマクラーレン氏は調査途中としながらも隠蔽(いんぺい)が多競技にわたっていたことを示し、ロシアはリオ・パラリンピックに出場できなくなった。

 ロイター通信によると、マクラーレン氏は「調査はまだ数カ月かかる」と話しており、発表は遅れる可能性がある。個別の選手にドーピング違反があったかどうかを中心に調べている。

 また、常任理事会では不正防止のためにWADAの独立性を高め、調査機能を強化する方針で一致。17年の禁止薬物リストも承認した。リストは10月1日に公表する。(ロンドン=河野正樹)