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 アナログレコードが再評価され、プレーヤーの種類も増えています。読者の方からは「手軽にレコードを聴ける機器を紹介してほしい」とのメールをいただきました。

 CDに取って代わられたレコードだが、ここ数年、生産がじわりと増えている。日本レコード協会によると、2015年の国内のレコード生産は66万2千枚で前年の約7割増。年間約1億7千万枚が生産されるCDに比べればわずかだが、09年の約6倍に達した。

 国内で唯一レコードを生産する東洋化成のプレス工場(横浜市)はフル稼働が続く。かつて5人にまで減らした製造部門の従業員を約15人に増やしたが、「生産が追いつかない」(小林美憲レコード営業課長)。

 小林さんによると、レコード復権の動きは、08年に米国のレコード店主らが開いたイベントを機に世界中に広がったという。国内でも、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeなどのアーティストがレコード盤を出し、若い世代にも浸透した。CDにはない温かみのある音色、大きなジャケットが持つモノとしての魅力が受けているようだ。

 JR大阪駅前のヨドバシカメラマルチメディア梅田は昨年末、レコードプレーヤーの売り場を拡充した。数千円から30万円超までの約30機種を並べる。

 人気があるのは、1万円前後の機種だ。レコードを聴くには、プレーヤーのほか、音を増幅させるフォノイコライザーやアンプ、スピーカーなども必要だが、初心者向けに人気なのがこれらを内蔵した機種だ。

 中級向け以上の機種は、針がついたさまざまなカートリッジを交換して、自分好みの音色をつくることができる。アンプやスピーカーの組み合わせも考えると、こだわりは無限大だ。

 最近では、パソコンやスマートフォンとつないでデジタル録音できる機種も増えた。ソニーは4月、CDより情報量が多い「ハイレゾ」での録音ができる機種を発売。一時、品薄になるほどの人気となった。(新田哲史)

■初心者向け これ1台で

 インミュージックジャパンの「アーカイブLP」はフォノイコライザーやスピーカーが一体化し、1台でレコードを聴く環境が整う。初心者向けの機種だ。出力端子もあるため、外部スピーカーにもつなげる上、パソコンと接続してデジタル録音することもできる。市場想定価格は7980円。

■入門機、音色自分好みに

 ディーアンドエムホールディングスのデノン「DP-300F」は入門機ながら、先端のカートリッジが交換可能で、音色をカスタマイズできる。フォノイコライザーも内蔵しており、アンプ付きスピーカーやミニコンポにつないで使える。黒とシルバーの2色あり、希望小売価格は4万6440円。

■録音も保存も高音質で

 ソニーの「PS-HX500」はUSBケーブルでパソコンとつなぎ、CDより高音質な「ハイレゾ」方式の録音・保存ができる。回転盤の上には、スピーカーなど外部からの振動を抑えるゴム製のマットを敷いているのも特徴だ。フォノイコライザーは内蔵している。希望小売価格は6万5880円。

■350万台売れた人気者復活

 パナソニックが9月に発売したテクニクスの「SL-1200G」は、世界で350万台以上売れた人気シリーズの新製品だ。2010年にいったん生産を終えたが、今年復活させた。回転盤とモーターが直結した「ダイレクトドライブ方式」で、本体もずっしりと重く、安定した回転が魅力だ。希望小売価格は35万6400円。

※主なメーカーの商品から選びました。いずれも税込み価格。

(きりとりトレンド)

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