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 秋の「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)が28日~11月7日、京都市内と京都府八幡市内の21カ所で開かれます。開幕を前に、貴重な文化財を6回にわたって紹介します。

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■正法寺(しょうぼうじ)・唐門(国重要文化財)

 入母屋(いりもや)造りに唐破風(からはふ)を組み合わせた屋根は、緑青に覆われた銅板が巧みな直線とカーブを描く。扉などには牡丹(ぼたん)や唐草の浮き彫り、透かし彫りがあり、奥ゆかしさ、繊細さが漂う。瓦の列が真っすぐ並んで堂々と立つ、大寺院の門とはおもむきが全く異なる。

 それは、江戸初期に現在の伽藍(がらん)を寄進したのが女性だったからだろうか。その人、相応院(1573~1642)は徳川家康の側室で、尾張徳川家の祖・徳川義直の母でもあった。=京都府八幡市清水井(編集委員・小滝ちひろ

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