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 ブラジルのテメル大統領が今月中旬に日本への訪問を予定していることが、ブラジル政府関係者への取材でわかった。ブラジル大統領の日本への公式訪問は、2005年のルラ元大統領以来で11年ぶり。8月に就任したテメル氏は経済再建を最優先課題に掲げており、貿易促進や投資拡大を呼びかける考えだ。

 関係者によると、テメル氏は15~16日にインドで開かれるBRICS首脳会議に出席後、18~20日ごろの訪日を予定。天皇陛下や安倍晋三首相との会見のほか、日本企業関係者との会談も計画している。ブラジルは深刻な不況に直面しており、テメル氏は日本との関係を深めることで経済の立て直しを目指す。

 テメル氏は8月、ルセフ前大統領が弾劾(だんがい)裁判で罷免(ひめん)されたことを受け、副大統領から昇格する形で新大統領に就任。安倍首相との会談は、9月に中国・杭州で行われた主要20カ国・地域(G20)首脳会議に続いて2度目となる。

 日本とブラジルは昨年、国交樹立120年を迎えた。ルラ氏は08年の北海道洞爺湖サミットで訪日したが、ブラジル大統領の公式訪問は05年5月が最後。13年と15年にはルセフ氏が公式訪問を予定していたが、いずれも内政の混乱を理由に直前になって中止された。(ボゴタ=田村剛)

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