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 火口から数キロ北の阿蘇市宮地地区では、噴火した午前1時46分ごろ、ゴーッという暴風が吹くような音が響いた。その数分後、市の防災無線から「噴火がありました。火口近くの人は避難してください」と放送が流れた。

 午前2時前には、パラパラという音とともに小石のようなものが落ち始め、音は次第に激しい雨のように強くなった。灰が道などに薄く積もり、街中に硫黄の匂いが漂った。停電で街路灯も消え、周囲は真っ暗になった。

 火口から8キロほど北にある阿蘇市役所の総務課職員によると、午前2時20分現在、市役所内も停電しており、何も見えない状態。外は火山灰が降っており、稲光が見えたという。

 市役所には大勢の住民が詰めかけ、駐車場や庁舎の玄関前に車をとめ避難している。阿蘇市は市内11カ所に避難所を開設した。(後藤たづ子)