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 英国推理作家協会(CWA)は11日、同国で出版された優れた推理小説に贈る同協会賞の受賞作品を発表した。最高賞のゴールド・ダガー賞にはビル・ビバリー氏の「DODGERS」、翻訳部門(インターナショナル・ダガー賞)にはピエール・ルメートル氏の「天国でまた会おう(邦題)」が選ばれた。同氏の受賞は13、15年に続き3度目。

 翻訳部門で日本人初の受賞が期待された横山秀夫氏の長編「64(ロクヨン)」の受賞はならなかった。

 ロンドンで開かれた授賞式に出席した横山氏は、「最終候補の5作品に選ばれて光栄だった。死ぬ前にもう1回くらい作品をひっさげて(英国に)来られれば」と笑顔を見せた。

 「64」は、時効目前の未解決の少女誘拐殺人事件を抱える地方県警組織を舞台に、元刑事の広報官や事件の被害者らが織りなす人間ドラマを描いた長編ミステリー。3月に横山さんの長編として初めて英語に翻訳されていた。(ロンドン=渡辺志帆

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