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 冬を前に車のタイヤをスタッドレスに取り換える時期が来ました。ブレーキの利きやすさだけでなく、長持ちする改良がされています。読者からは「一年中使えるオールシーズンタイヤも取り上げてほしい」と要望がありました。

 福井市にあるオートバックス福井北店は、9月初めからスタッドレスタイヤを売り始めた。店長の大針靖史さんは「雪が降ってから慌てて買わなくてもいいように、早めに準備する人が多い」と話す。9月中から12月初めまでがよく売れる。北陸でも雪が多くない地域はあるが、朝晩の冷え込みで路面が凍るため、スタッドレスは欠かせない。

 各社とも数年おきに新製品を出し、凍った路面でよりブレーキが利くように改良してきた。凍った道路で滑る原因は、路面の水の膜のせいだ。これをタイヤの微細なへこみでとらえ、路面に密着することで滑らないようにする。代表的なのはブリヂストンの「ブリザック」と横浜ゴムの「アイスガード」だ。

 ここ数年は、より長持ちさせる改良が進む。以前なら、冬を2、3回越すと取り換える必要があったが、新製品はさらに1、2シーズン使える場合が多いという。住友ゴム工業が8月に発売した「ウインター マックス 02」はゴムが長持ちする新開発の成分を混ぜ込み、タイヤの減りを従来の製品より抑えた。

 日本グッドイヤーがこの冬に向け、一年中使えるオールシーズンタイヤ「ベクター 4シーズンズ ハイブリッド」のサイズの品ぞろえを2倍近く増やした。販売に力を入れており、関心が高まっている。

 オールシーズンタイプは雨や乾いた道路ではスタッドレスより走行性能がよく、雪道も走れる。凍った路面ばかりを走る場合はスタッドレスを選ぶしかないが、雪道を走る機会があまり多くなければ、オールシーズンも選択肢になりそうだ。(諏訪和仁)

■昨冬の売れ行きランキング

【コンパクトカー向け】

①ノーストレックN3(オートバックスセブン)

②ブリザック レボ GZ(ブリヂストン)

③アイスガード トリプル プラス(横浜ゴム)

④ウインター マックス 01(住友ゴム工業)

⑤ガリットG5(東洋ゴム工業)

【ミニバン向け】

①ブリザック レボ GZ(ブリヂストン)

②ノーストレックN3(オートバックスセブン)

③アイスガード トリプル プラス(横浜ゴム)

④ウインター マックス 01(住友ゴム工業)

⑤ブリザック VRX(ブリヂストン)

※オートバックスでの昨冬の販売数量の上位

■水の膜 くぼみが吸収

 ブリヂストンのBLIZZAK(ブリザック) VRXは、同社のスタッドレスタイヤの中で最も性能が高い。滑る原因となる氷雪路面の水の膜を、微細なくぼみに吸い込むようにすることで、滑りにくくした。メーカー希望小売価格は、コンパクトカー用が1本1万8684円、ミニバン用が1本2万3544円。

■ふらつき抑える工夫

 オートバックスセブンのプライベートブランド、North Trek(ノーストレック)N3iは、昨年9月から発売。同社の従来の製品よりも、氷への密着度合いを上げ、止まる距離が2%短くなったという。スタッドレスタイヤ特有のふらつきも抑えるよう工夫した。オープン価格。

■超密着で寿命もアップ

 住友ゴム工業のWINTER MAXX(ウインター マックス)02は、今年8月から販売を始めた新製品。超密着ナノフィットゴムの採用で、同社の従来品と比べて、氷の上で止まる距離が12%短くなり、長持ちするようにした。店頭価格はミニバンにも使えるサイズが4本で9万円前後。

■履き替え不要 年中OK

 日本グッドイヤーのVector 4Seasons Hybrid(ベクター 4シーズンズ ハイブリッド)は、一年中使えるオールシーズンタイヤで、季節ごとに履き替えなくていい。どんな路面状態でも滑りにくくするため、独特な溝を刻んである。オープン価格。

価格は税込み。オートバックスセブンの担当者のおすすめから選びました。

(きりとりトレンド)