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 カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは13日、2016年8月期決算を発表した。前年より営業利益は2割減、純利益は半減した。価格戦略が迷走した国内ユニクロ事業の低調と、円高が足を引っ張った。20年の売上高目標は5兆円から3兆円に減らした。

 売上高は前年比6・2%増の1兆7864億円、営業利益は22・6%減の1272億円、純利益は56・3%減の480億円。売上高の約45%を占める国内のユニクロが振るわなかった。既存店の客数が前年同月を上回ったのは2カ月だけ。原料高や為替変動を理由に14年に続けて15年も実施した秋冬物の値上げが受け入れられず、暖冬も追い打ちをかけた。

 決算期前半の失速を受け、今年2月から価格戦略を改めた。春夏物の一部商品を値下げし、4月以降の売上高は回復基調をたどったが、それまでのマイナスを補いきれなかった。柳井正社長は決算会見で、値下げ戦略に転じたことについて「お客様は生活防衛になっていて、値上げする時期でない」とし、「毎日が低価格で買いやすくするのが事業がうまくいく秘訣(ひけつ)だ」と話した。

 売上高の8割超を占めるユニクロ事業だが、このうち海外販売が45%に達するほど伸びている。特にアジアが好調だ。8月末の店舗数は海外が958店となり、国内の837店を上回っている。柳井氏は「2~3年で日本の利益を抜く」とみる海外事業の強化を表明した。

 ファーストリテイリングの17年8月期の業績予想は、売上高が3・6%増の1兆8500億円、営業利益が37・5%増の1750億円、純利益は約2倍の1千億円。出店は海外中心に増やす。(栗林史子)

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