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 大阪市北区の都心部にある「堂島ホテル」が、年内で営業を終了する。1984年に開業し財界人や著名人らも利用してきたが、老朽化もあって事業を続けることが難しくなった。

 ホテルによると宿泊の予約は、12月のクリスマス前後までしか受け付けていない。年明け以降に予約していた人には、キャンセルを連絡したという。客室は約80あり、和食や中華のレストランなども入っている。

 ホテルの建物は金融会社のウェルス・マネジメント(東京)と米ゴールドマン・サックス・グループが、約27億円で昨年11月に取得していた。ウェルス社はホテルの運営会社「堂島ホテル」と協議し、年内で建物の賃貸借契約を終了する。

 ウェルス社は建物について活用法を検討しているが、具体的な計画は明らかにしていない。担当者は「建物をどうするか様々な検討をしている。正式に決まり次第お知らせする」という。

 堂島ホテルは84年に開業し、94年には高級ホテルを目指して大幅に改装された。繁華街の北新地に近く、西洋風の重厚な雰囲気が評価されてきた。ホテルの運営会社が度々変わるなど、経営が安定しなかった時期もあった。(岩沢志気)