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 頭の毛が薄い、と認定されると宿泊料が500円安くなる「禿(は)げ割り」をしているホテルが北九州市にある。自分が対象になるかどうか、おそるおそる職員に尋ね、これまで20人余が割引のサービスを受けた。10月20日は「頭髪の日」。

 ユニークなサービスを行っているのはホテルテトラ北九州(同市小倉北区)。グループの三浦孝司社長が、清掃の職員から「排水溝の髪の掃除が大変」と聞かされ、「自分のように髪のないお客さんだと掃除が楽なんだな」と導入を決めた。2014年8月から北九州を含むグループのホテルで順次始めた。

 客の申し出を受けたフロント職員が、頭髪の薄さを見て割引の対象になるかを判断する。昨秋、3人組の客から「誰がOK?」と尋ねられた西野かおり副主任(38)。2人に「OK」を出して、「お1人は断りました。うれしいような寂しいような顔をしておいででした」。

 サービスのPRに、頭の輝く三浦社長のマスコット人形がフロントで客を出迎える。「遠慮なくお申し出になって、お仕事にはげんで下さい」と西野さんはチャレンジを呼びかける。(奥村智司)