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 年内いっぱいでの解散を発表したSMAP。一連の騒動は、人気タレントでも発言や去就が、所属する芸能事務所の強い影響下にあることを印象づけた。タレントの自由はなぜ制限されるのか。

 SMAPファン歴約20年の東京都港区の主婦泉沢智子さん(55)は、「自由な雰囲気が彼らの魅力だったのに、もう感じられない。最近の発言も彼ら自身の言葉とは思えない」と嘆く。ジャニーズ事務所は一連の経緯について「取材には応じられない」としているが、背景には独立をめぐる問題があったとされる。

 独立や移籍が芸能界で騒動になるのはSMAPに限らない。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に主演した能年玲奈さんは9月18日、ロケ地を訪れ、豪雨の被害にあった岩手県久慈市の施設に応援メッセージを寄せた。署名は「のん」だった。

 能年さんは、契約していた事務所と「専属契約の履行と更新をめぐる諸問題」(事務所)が発生。本名でもある「能年玲奈」を使えなくなり、7月に「のん」への改名を公表した。事務所は「協議しているが解決に至っていない」とする。

 お笑いコンビ・爆笑問題は1990年、当時所属していた事務所から独立。その後テレビの仕事が激減した。太田光さんは今年1月、深夜のラジオ番組で「ある日(レギュラー番組の現場に)行ったら、『お前ら何しにきたの』と言われたんだから」と明かし、田中裕二さんも「芸能界こわいと思った」と応じた。

 現在所属する事務所「タイタン」の社長で太田さんの妻の光代さんは「事務所が作った人気を自分たちのものと勘違いした。仕事は事務所が取ってきた『事務所の枠』で、本人たちの実力ではなかった」と話す。

 元大手事務所関係者は「独立や移籍をしたら、しばらく干されるのは避けられない」とする。人気が出た直後に独立されると、事務所は人材の発掘や育成、宣伝などに投じた資金を回収できない。

 「大手事務所がよく使うのが『共演NG』というカード」と同関係者。テレビ局に「○○さんが出るならうちのタレントは出演させられない」と告げるというのだ。在京キー局関係者も「大手事務所がドラマの出演者や主題歌、脚本にまで口を出すなど番組制作への関与が年々強まっている」と説明。「ドラマで事務所の意向に反した俳優を使おうとしても、別のバラエティー番組でその事務所のタレントが使えなくなるので結局闘えない」という。

 大手事務所は多数の番組にタレ…

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