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 日本自然保護協会や林野庁などは18日、みなかみ町の国有林「赤谷(あかや)の森」で、国の天然記念物で絶滅が危ぶまれるイヌワシの巣立ちが7年ぶりに確認されたと発表した。獲物となるノウサギを狩りやすい環境をつくったことが影響したとみている。

 国と環境NGO、地域住民が2004年から、赤谷の森(約1万ヘクタール)で自然林の復元などに取り組んできた。昨年、スギ林2ヘクタールを切り、ノウサギなどが好む開けた草地をつくったところ、上空でイヌワシが獲物を探す行動が伐採前の1・7倍に増えた。

 赤谷の森では10年以降、イヌワシの繁殖成功が確認されていなかったが、今年は6月20日に幼鳥1羽が巣立ったことが確認された。林野庁などは来年、約1ヘクタールの人工林をさらに試験的に伐採する予定という。(小堀龍之)