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 環太平洋経済連携協定(TPP)承認案をめぐり「強行採決」に言及したことについて、山本有二農林水産相は19日の衆院TPP特別委員会の理事会に出席し、発言を謝罪した。

 これに先立ち、自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は、東京都内のホテルで会談し、山本氏の問題について「(審議中の)この時期に緊張感が足りない」との認識で一致した。 会談では、公明党の井上義久幹事長が「問題発言だ。すぐ対応すべきだ」と抗議。自民党の二階俊博幹事長は謝罪し、菅義偉官房長官に「政府は緊張感をもってやってもらいたい」と伝えると応じた。菅氏は、誤解を招く発言を慎むよう、山本氏に注意した。菅氏は同日午前の記者会見で「政府として強行採決することはまったく考えていない」と述べた。

 一方、民進党の笠浩史国対委員長代理は同日午前の記者会見で、「巨大与党をバックにした政府のおごり、ゆるみの極みだ」と批判。「審議前から理事が強行採決に言及したり、入り口から強行ありきという対応は絶対に許すことができない」と反発した。

 山本氏は18日夜の佐藤勉・衆院議院運営委員長のパーティーで「強行採決するかどうかは、この佐藤勉さんが決める」と発言した。8月まで自民党国対委員長を務めた佐藤氏は、現在も同党の国会対策に影響力があるとされる。

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