文部科学省は19日、教科書会社の教育芸術社と大日本図書が2012~15年度、教科書採択に関わる国公立小中学校の教員ら計165人に、リンゴやハムなどを歳暮として贈っていたと発表した。教育芸術社の贈り先には、埼玉県や愛知県などの市町の教育長7人も含まれていた。

 また、両社が13~14年度、検定中の教科書について意見を聴いた謝礼として校長や教員計71人に2500~1万円相当の現金や食料品などを渡したこともわかった。文科省は「いずれも採択への影響はなかった」としている。昨年10月に発覚した教科書をめぐる謝礼問題で、両社は当初、歳暮については文科省に報告しておらず、その後の公正取引委員会の調査で明らかになった。このため文科省は、採択への影響がなかったか、改めて都道府県の教育委員会を通じて調査していた。