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 フランスの原発で鋼材の強度に懸念が出た問題で、原子力規制委員会は19日、日本鋳鍛鋼(ちゅうたんこう、北九州市)が1990年ごろに納入した蒸気発生器の製造方法に問題があり、炭素濃度が高くなった可能性があると発表した。当時の基準には収まっていたが、2005年に改訂された基準には合わなくなっていたという。規制委は、同じ部品が国内で使われていないことを確認した。改めて電力各社に原子炉などの強度の確認を求めている。

 仏規制当局(ASN)はこれに先立ち、仏国内の4基の蒸気発生器で、鋼材の炭素濃度が基準を超えていることを確認した。さらに運転中の5基があり、ASNは3カ月以内に運転を止めて確認するよう電力会社に求めた。今後、強度が十分か確認するという。

 日本鋳鍛鋼の説明では、指摘された製造方法は炭素が多めになるが、当時の基準には収まっており、納入先の仏電力会社も承認していたとしている。