三菱自動車は19日、2017年3月期の業績予想を下方修正し、純損益が2400億円の赤字になると発表した。円高や燃費偽装の影響などで、赤字額は今年6月時点の予想より950億円拡大。過去最悪の05年3月期(4747億円)以来、12年ぶりの大きさになる。

 売上高は6月時点の予想を700億円下回る1兆8400億円を見込む。本業のもうけを示す営業損益も、250億円の黒字予想から280億円の赤字に転落する見通しだ。

 営業損益は、円高の影響などで340億円押し下げられる見通しのほか、リコールなどに備える費用もこれまで以上に慎重に見積もったことが380億円の押し下げ要因となった。

 燃費偽装で軽自動車の生産を一時停止した水島製作所(岡山県)の資産価値を引き下げたことで、155億円の特別損失を新たに計上する見込みとなり、純損益の赤字額が大きく拡大する見通しになった。