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 国学院大学とIT事業会社のインテージテクノスフィア(東京都西東京市)は19日、AI(人工知能)を使って、入試の際に最適な合否判定をするシステムを共同開発したと発表した。同大によると、こうしたシステムは国内初という。来年2月の文学部の入試で試験的に導入し、将来は全学部に拡大する。

 通常、大学が合格者数を決める際、入学を辞退する数も見込んで定員より多めに合格を出す。これまでも、過去の実績や経験から合否を判定するラインを決めていたが、予測が外れることもあった。

 このシステムでは、AIが過去の入試のデータを分析。一人ひとりの受験者の出身高校や住所などの情報も踏まえて辞退者数を予測。合格者数が定員を大きく上回ったり、逆に下回ったりしないよう、最適な合否ラインを判定できるようになるという。

 私立大学の運営費に対する補助金は、入学定員の一定の割合を超えて学生を受け入れると、交付されなくなる。文部科学省はこの条件を厳しくする方針で、私大はより厳密な定員管理を迫られている。