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 第2次世界大戦前、米国から日本の学校に贈られた「青い目の人形」の1体「ジェーン」が、大津市歴史博物館から市立平野小学校に「里帰り」している。

 博物館などによると、青い目の人形は、戦前に米国から日本の学校に1万2千体以上贈られたが、ほとんどが戦時中に「敵国人形」として処分された。県内には処分を免れた4体が残る。ジェーンは博物館が保管し、毎年1回、平野小に里帰りしている。今年は9月末から約1カ月、校長室に展示されている。

 21日には、人形の歴史を伝える劇を、5、6年生10人が全校集会で披露した。1年生にもわかりやすいよう、「アメリカ人が日本人と仲良くするために人形を渡した」などのせりふで贈られた経緯を紹介。1972年の校舎建て替えのときに壁の中から人形が見つかったエピソードなどを盛り込んだ。出演した6年の玉田花さんは「昔の先生が受け継いでくれたもの。大切にしたい」と話した。(奥令)