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 日本将棋連盟は21日、三浦弘行九段(42)に対して将棋ソフトによる不正の疑いが指摘されている問題について、所属棋士向けの説明会を将棋会館(東京都渋谷区)で開き、顧問弁護士らによる調査委員会が不正の有無を調べる方針を明らかにした。

 調査委員会は来週以降、三浦九段が自主的に提出したパソコンの利用記録を調べ、スマートフォンの提出も求めるという。島朗常務理事(53)は報道各社への説明の場で「第三者が立ち会って調べた方が良いと考えている」と話した。説明会では、棋士から「徹底的に調査して欲しい。うやむやに終わらせてはならない」「仲間内で泥仕合をするのはいいことではない」などの声が上がったという。

 連盟は11日に三浦九段を聴取した際、本人が休場の意思を示したものの、期限までに休場届を出さなかったとして、年内の出場停止処分とした。

 また、連盟は、対局前にスマホなどの電子機器をロッカーに預けることを求める規定が施行される12月14日までは、東京・将棋会館での対局の際に電子機器を持参しないよう棋士に要請したことを明らかにした。対局時の外出も控えるよう、求めている。

 一方、三浦九段は21日、出場停止処分の撤回を求める新たな声明を発表。自身のスマホと4台のパソコンの解析を調査会社に依頼する方針を明らかにした。連盟と共に調査会社を選定する意向を示している。(村瀬信也)