戦後の前衛美術を切り開いた現代美術家の一人で東京芸術大学名誉教授の中西夏之(なかにし・なつゆき)さんが23日、脳梗塞(こうそく)で死去した。81歳だった。葬儀などの詳細は未定。

 1960年代前半に、故高松次郎氏、故赤瀬川原平氏らと結成した「ハイレッド・センター」として活動。名前は高松(ハイ)、赤瀬川(レッド)、中西(センター)の名字を組み合わせたもので、東京五輪のさなかに白衣姿で銀座の路上を清掃するなど「ハプニング」と呼ばれるパフォーマンスを披露し、前衛美術をひっぱった。

 また、個人として、金属製の洗濯ばさみをカンバスに取り付けたシリーズや、白、紫を基調にした抽象画などを描いた。2003年まで東京芸術大学教授を務めた。