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 中国が国家プロジェクトとしてリニアモーターカーの開発に乗り出す。2020年をめどに時速600キロの車両製造を目指す。後発ながら世界最長の高速鉄道(新幹線)網を築いた中国は、次世代の技術でも日本などを追い上げる考えだ。

 中国で高速鉄道車両の製造を独占する国有メーカー「中国中車」が、科学技術省の委託を受けて研究・開発に乗り出す。リニア車両を20年までに開発、21年にはその交通システムを作れるようにすることを目指す。研究開発費は約32・2億元(約515億円)。うち政府財政からは約4・3億元が支援されると報じられた。

 リニアとは別に、国際路線で使われることを念頭に時速400キロの高速鉄道車両の開発にも取り組む。

 中国では、リニアの商業路線が上海の浦東国際空港と市内を結ぶ約30キロの路線で運転している。ただ、シーメンスなどドイツ勢に技術を頼ったこの路線以降、開発は進んでいない。

 中国メディアによると、中国中車幹部はリニア開発について「日本が時速500キロを超え、我々も技術を蓄える必要がある」と語った。先行する日本が「ポスト高速鉄道」の輸出市場で優位に立つことを警戒し、自前の技術開発を急ぐ。(北京=斎藤徳彦)

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