スペインを拠点に活動した画家の堀越千秋(ほりこし・ちあき)さんが10月31日、多臓器不全のためマドリードで死去した。67歳だった。

 東京都出身。東京芸術大学大学院を修了後、1976年にスペイン政府給費留学生としてスペインに渡った。その後はマドリードに在住し、日本と行き来しながら活動。大胆な線と明るい色使いで抽象と具象の入り交じった世界を描いた。

 エッセーなどの著作も多く、現在、週刊朝日で「美を見て死ね」を連載中。朝日新聞では、「Globe」の連載コラム「アート特派員」を執筆。連載小説の挿絵を「斜影はるかな国」(逢坂剛)と「人が見たら蛙(かえる)に化(な)れ」(村田喜代子)で担当した。ANAグループ機内誌「翼の王国」の表紙絵でも親しまれた。2014年にスペインの文民功労章を受章した。著書に「赤土色のスペイン」など。

 12月5~17日、東京・麴町の「モード&ギャラリー麹町コレクション」で個展「千秋 最後の旅――ミャンマーで仏陀に出会う――」が開催される。