[PR]

 宮城県の石巻市立大川小学校をめぐる訴訟で、市と県に賠償を命じた判決の後、原告団の副団長を務める佐藤美広(みつひろ)さん(55)は、仙台地裁の門に向かって駆け出した。「勝訴 子供たちの声が届いた」と書かれた紙を堂々と掲げ、「この青空の下できっと判決を聞いていると思う」と語った。

 3年生の健太君は9歳の一人息子だった。震災が起きたとき、美広さんも妻のとも子さん(53)も、石巻市内で働いていた。2人とも学校から20キロほど離れていたが、「先生が付いているから大丈夫。山に逃げているはず」と考えた。

 美広さんが山を越えて大川地区の自宅にたどりついたのは翌3月12日昼。このころ「大川小は孤立している」とラジオで聞いた。その後、「学校はだめだ」と近所の人から聞かされた。

 13日早朝、学校のそばまで近づけた。周囲はがれきで埋まり、広場には幾人もの子どもの遺体があった。健太君はいなかった。

 「健太を家に連れて帰る」。夫…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら