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 横浜市港南区の市道で集団登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込み、1年生の男児が死亡した事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕された合田政市(ごうだまさいち)容疑者(87)は、事故前日の朝に車で自宅を出てから帰宅せず、自宅前も素通りしていたことが捜査関係者への取材でわかった。車に乗って徘徊(はいかい)していた疑いがあり、神奈川県警は判断能力を見極めるため、精神鑑定のための留置が必要との見方を強めている。

 捜査関係者によると、合田容疑者は事故前日の10月27日朝に横浜市磯子区の自宅を出発し、川崎市を通って東京都内に入ったが、すぐに神奈川県内に引き返していたという。その後は事故を起こす翌28日朝まで、横浜市周辺を車で断続的に走っていたとみられる。2カ所で給油をしていた。

 車の荷台には家庭ごみなどが載せられており、合田容疑者は「ごみを捨てに出た」と話しているという。一方で、「どこを走ったか覚えていない」「道に迷った」などと説明があいまいで、供述調書がまとめられない状態という。

 合田容疑者は2013年12月に免許を更新する前、同年11月に検査を受けて認知機能に問題はなかったとされる。(飯塚直人、古田寛也)